2010年8月15日は、午前3時に起床した。
そのまま出発すればいいものの、TVをチェックすると刀語りがやっていて思わず見てしまったので、出発が1時間遅れて、午前4時の出発となった。
出発は遅れたが、相模湖までの国道246号と国道16号はとても空いていて走りやすかった。
相模湖前で走行距離を50kmに達し、あと200km走れば実家に着くと思っていた。
実際は、あと280km走らなければいけないとは知らずに…
相模湖あたりから国道20号に入り、アップダウンのだらけの甲州街道サイクリングが始まった。
山梨に突入すると、自然も多く、赤い鉄橋なども見られ、とても走っていて気持ちのいい道だった。
そんな自然の中に、ネズミ捕りをやってる警察が潜んでいたので挨拶しつつ、景色に見とれているところをクラクションを鳴らされつつ走っていった。
途中なぞの建物があったので一枚。
月へ続くエレベーター!?

さらに進むと、猿橋という変わった形状の橋があったので寄ってみた。

疲れていて読む気など無い。

猿橋はこんな形状をしています。

この日は全体的に曇り空の下を走っていたが、やはり夏なだけあって気温が高くのどが渇く中、コンビもあんまり無い道の中でハッピードリンクショップに何度救われた事か…
ちなみに自販機で買うときは『フランちゃんのキュッとしてパカっと開くコインケース』がとても役に立った、見るだけでも精神力が回復するし。

それにしても自然がいっぱいですね。
笹子周辺へ行くと、世界一の太鼓が置いてある『笹一酒造』があったので寄ってみた。

世界一デカイ太鼓とクロモリロード(特務仕様)
妊娠した牝牛一匹分の皮が張ってあるらしい…
ギネスブックにも載ってるって。

そして、太鼓の影にある男の像だたたずんでいた…
け、拳王様だ!!
見た瞬間、思わず爆笑しちまったぜ。
世界一の太鼓と拳王様。

とってもシュールですね☆
なんか解説。

あと、この『笹一酒造』では、拳王という日本酒も販売していて、家族に持っていったら絶対に受けると思ったが、重くなるのでやめちゃった。郵送という手もあったんだろうな、ちょっともったいなかった。
笹一酒造を後にした直後に「笹子トンネル」に差し掛かり、トンネル内はとにかく怖かった。
まだ日本は自転車に対して理解が無いことを改めて悟った。てか自転車レーンがあれば万事解決するのだがな。
つなぎの御坂お姉様の載っている標識。
諏訪まであと40kmぐらいだったと思う。

長野に入ってから、急に乳首が服とこすれて痛くなっていたのを、放っておいたら目茶苦茶痛くなったので、薬局で絆創膏を買い乳首に張って走ったんだっけな。
今度はちゃんとサイクルジャージを買って走りましょう。
で、何とか諏訪に着いたが、雨が降り出しやがったので、東方の痛車を横目にファミマに避難すると、バイカーが先に雨宿りをしていた。
やっぱり雨は二輪に取っては敵なんだな~と思い、思わず「雨降っちゃってお互い大変ッスね~」と話しを切り出し、どこから来てどこへ行くのかと尋ねると、住んでいる所はとても近所で最寄り駅も同じだったりした。
バイカーの人も、長野に入って途中で話しかけられたお爺さんがいたらしく、そのお爺さんは40年間溝の口に住んでいた後に信州に越してきたそうだ。
しかも、あまりにも偶然だった事を喜んだお爺さんから煙草を二箱貰っていた。
バイカーの人は、諏訪湖周辺のホテルに泊まり、翌日には帰路に着くそうなので、雨が弱まったところで分かれて再出発した。
諏訪湖半周中の風景。
途中に「すわっこランド」という温泉施設があったが時間が無いので寄らなかった。

てか、諏訪大社に行って聖地巡礼もしたかったが、雨と時間が押していたので断念しちゃったんだぜ。
その後は、疲れた足に追い討ちを掛ける塩尻峠を超え松本に突入!!
国道20号線が終わり、19号線に合流し標識があったので見てみると「長野まであと84km」と書かれていて、私は絶望した。
明科前のドライブインに入り、飛び切りでかいとんかつを平らげていると、店員さんが「いったいどこから来たんだい!?」と聞いてきたので、横浜から実家の長野への帰省の途中と説明するとやはり驚いていた。
食べながらいろいろな話をして、飴なども貰い、元気をチャージして再出発したs
ドライブインの方によると、明科で花火がやっているので見てくるといい、と言っていたのでゆっくり走りながら花火を見た。

雨の中で撮れた中ではまともに撮れたんじゃあないかな。

メロンが食べたい…
花火をやっている明科を後にして、本日最大の恐怖の区間を走りました。
明科~長野間の19号線は昼間ならまだしも、夜は最悪だった。
明かりが無く、フェンスを越えたらすぐさま川が待っていて、後ろからはトラックが通過し、対向車のヘッドライトのフラッシュを目に焼き付けた直後は光に慣れた目が暗闇に対応しきれず、2~3秒の真っ暗闇が襲ってきたり、信州の涼しい夜の中を雨が再び降り始め体温を奪い、視界をさらに悪くした中を自らのライトを頼りにひたすら進む。 本当に心が折れるかと思った。たぶん「何でこんなことしてるんだろ…」とか言いながら半泣きだったと思う。
途中にいくつかの道の駅があり、閉店してはいたが自販機が生きていたので、補給や休憩を取ったりして、少しずつ回復しながら進んだ。
で、気づいたら長野駅に到着していた。
とにかく夢中だ走っていたし、闇夜の中だったので周りの変化にあんまり気づかなかった。
長野駅から、高校時代2年になってから毎日通っていた、片道20kmの道を走り、0時30分前後に無事に帰省を果たした。
今回の走行距離。

AVは23.2km/hだった。
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- 2010/08/29(日) 22:44:34|
- 2010.夏_帰省サイクリング(横浜→長野)
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昨日の日付が変わる前に長野駅に到着し、そこから高校時代毎日通っていた20㎞の帰路を走り、0時半前に実家に着いた。
今日は、サイクリングの疲労を回復させつつ、買出しにいったり、家内の行事に参加したりとお盆時期に相応しい、生活を送った。
休みは明日までなので明日の午前中辺りで帰ろうと思うが、長野はとても涼しく且つ実家であるので、もうちょっと居たかったりする。
- 2010/08/15(日) 21:49:20|
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